絵本「あめだま」が面白かったので関西弁でレビューを書いてみた

本レビュー

 こんにちは、くまママです。

 先日、絵本の「あめだま」という本を読みました。

 この「あめだま」という絵本では、地の文は標準語、しゃべり言葉は関西弁で書かれています。

 喋り言葉の部分で書かれている関西弁のリズムが読んでいて、とても気持ちよく、大阪生まれの私も関西弁を使いたくなりました。

 なので、今回のレビュー、関西弁で書いてみようと思います。

 とても面白い絵本だったので、紹介していきます。

 関西弁、読みにくかったらごめんなさい!

絵本「あめだま」とは

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 2020年にアストリッド・リンドグレーン記念文学賞っていうすごい賞を取った絵本やねんて、知らんけど。

 私がこの絵本を知ったのは、MOE絵本屋さん大賞っていう賞の2018年の時のやつで、6位になっててん。その時にこの絵本のこと初めて知ったんや。

 ちなみにこの時に7位に入った、「パンのずかん」っちゅー本は、2歳のちゃーちゃんがめっちゃ好きやねん。

 これもええ本やからまた見てみてな。

 じゃ、話、戻すけど、

 この「あめだま」っていう本は、韓国の絵本で、ペク・ヒナさんっていう人が作者で、訳者が長谷川義史さんていう人や。

 この訳者の訳で関西弁の本になったってわけやな。

 長谷川義史さんも絵本作家さんで有名な絵本出してるわ。

 関西弁の本もたくさん出してるんやけど、長谷川さんの絵本、うちは「パンやのろくちゃん」っていう本をよう読んでたわ。

 物語の始めに絶対「かおがパンパン パンやのろくちゃん」っていう言葉が入る、面白い本やで。

 あとな、この長谷川義史さんって、関西ローカルの昔やってた「ちちんぷいぷい」っていう番組で、いろんなところに行って、そこで絵を描くっていうコーナーやってたわ。

 関西になじみの深い人やってことやな。

あめだまを食べると不思議な世界へ・・・

あらすじっぽいもの

 この絵本は、友達のおらんくて一人で遊んでる「ドンドン」が、不思議な飴玉を手に入れたところから始まるねん。

 飴玉を一つ食べると・・・ソファーが喋り出した!

 「ドンドン・・・ここや・・ここ・・・」とか言うねん。やばいやろ。

 しかも、このソファー、この前の日曜日になくなったリモコンが挟まってるから痛いねん、とか言い出し、さらに、パパにおならせんといてくれ、と言っといてくれとか言うねん。

 おもろすぎやん。

 他のあめだまを食べると・・・犬の声が聞こえたり、普段口うるさいパパの隠れた気持ちが聞こえたりするねん。

 で、残りのあめだまもどんどんと食べていき・・・最後は読んでからのお楽しみや!

 でも、ええ本やで。

関西弁のリズムがおもろい

 この絵本、声に出して読むとおもろいなぁとめっちゃ感じたんやけど、それはうちが関西弁をしゃべってるからなんかな?

 他の地区の人はこの絵本、読みにくーてイヤなんやろか。

 私的にはめっちゃ声に出して読みたい絵本No.1やってんけど。

文字だらけのページ

 ただ、このパパのお小言で埋め尽くされたページは流石に読むのめんどくさくて、読まんかってんけどな。

 他のページは、おもろいなー、リズムがええなーと思って読んだわ。

 でも、逆に他の地域の人は読みにくいなーって思うやろか。

 私は関西弁がおもろいなって感じたけど、関西弁のリズムがなくてもほんまええ話やねん。この絵本。

 まずな、粘土?みたいなやつで描かれた、ドンドンの表情がめっちゃリアル。

 上向いて、あめだまのぞいているシーンの口が半開きになってるとことかほんまええなーって思うわ。

 ハッカのあめ、食べた時の表情もええんやわ。

 で、ちょっと気になったんは、関西弁で書かれた絵本やけど、タイトルは「あめだま」やねん。

 本文でも「あめだま」って書かれてる。

 「あめちゃん」ちゃうねんなー。なんでなんやろ。

 「あめちゃん」はおばちゃんの言葉やからやろか。

 主人公のドンドンは一人でビー玉で遊んでいて、新しいビー玉を買いに行こかって行って、間違えて「あめだま」を買ったんや。

 やから、「ビーだま」と「あめだま」の対比で「あめだま」っていうタイトルなんかな。

 そんな感じで、不思議なあめだまを舐めると聞こえん声が聞こえてくる、っていう不思議な話や。

 ほんで、最後は、ひとりぼっちやったドンドンが友達に声をかけるっちゅー、ドンドンの成長も感じられる本やねんな。

面白い本なので一度声に出して読んでみて

 はい、ということで、絵本「あめだま」の感想、レビューを関西弁で書いてみました。

 関西弁で書くと、どんどん話が脱線していくような感じになりますね・・・。

 あと、私の中にいる、ちっちゃな関西のおばちゃん的な人がむくむく・・・と顔を出してきて、勢いよく話出す感覚になりました。

 そんな感じなんですけど、「あめだま」という絵本は賞に選ばれるだけあって、あめだまを食べるたびに広がる不思議な声とドンドンのやりとりが素敵な絵本です。

 パパの心の声とかも本当にいいです。

 この本は、うちでは、何度か私が読みきかせたあと、2歳のちゃーちゃんが気に入っていて、私が読み聞かせるというより、ずっと本を眺めてちゃーちゃんが自分で言葉を当てて自分で読んでいます。

 粘土で作られたドンドンの表情が生き生きとしているので、絵を眺めるだけでも十分に楽しめるのだと思います。

 私的には関西弁のリズムも気持ちが良いので、ぜひ一度は声に出して読んで欲しいなと思います。


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