【難易度別】はじめての児童書、おすすめ11選

本レビュー

 こんにちは、くまママです。

 絵本を読みきかせしてきて、長い絵本も聞けるようになってきたので、児童書に切り替えたい!!

 そう思った時に、どんな児童書を選べば良いか迷ったことありませんか。

 絵本から文字中心の本へ行ってみたい、子どもの聞く力が育ってきているからこその悩みかもしれません。

 私はめっちゃどんな本を選べばいいかわからず、迷いました。

 絵本は、これまで子どもと共に絵本コーナーはウロウロしていたので、「あ、この絵本、おもしろそう」と思って眺めたりしていましたが、児童書の理解は皆無。

 児童書といえば・・・ゾロリ?

 あと、自分が子どもの時にはやみねかおるさんのパスワードシリーズ好きだったなぁ・・・という程度。

 しかも、ゾロリもパスワードシリーズも初めて手に取る児童書としては難しすぎます。

 じゃあ、絵本の次に読む児童書はどういうものがいいのか?

 絵本と児童書の間には、「幼年童話」と呼ばれる本があります。

 幼年童話とは5、6歳から小学校低学年ごろを対象にした読み物で、絵本と児童書の間にあるもの。

 絵や字が多いのが特徴。

 今回紹介する本はほぼ幼年童話ですが、幼年童話という言葉自体に馴染みがなく、わかりにくいので、「児童書」として書いていきます。

 文字数が少ない絵が多めの児童書から、字が多くなり物語要素が強くなる児童書までを読みやすさの難易度別にオススメとその本の感想を紹介していきたいと思います。

 我が家の絵本から児童書への移行への話について記事を書いていますので、そちらもよかったら読んでください。

 紹介している本は↓下の記事と被っているものもあります。

【難易度★】絵が多め、字が少なめの児童書

 ここで紹介するのは、文字数が少なく、絵が多めの児童書です。

 絵本と区別するために本のサイズが読み物と同じ小さめのサイズであることを条件にしています。

おおきなおおきなおいも

 これはほぼ絵本といっても過言ではないと思います。

 本のサイズは児童書なのですが、内容はほぼ絵本です。

 絵も多く、文字も少ない。

 ページによっては、見開き全部絵で、文字は一文字しかいない、というページもあります。

 一人で読むことができるようになり、初めて手に取る児童書としても読みやすいものです。

 絵本から児童書へと移行するときはまだ読み聞かせをしていると思うのですが、大人もそこまで大変じゃなく読み聞かせがすることができます。

はじめてのキャンプ

 赤ちゃん向けの絵本「おててがでたよ」や「おつきさまこんばんは」、そして、4〜5歳むけの絵本「こんとあき」「はじめてのおつかい」など数々の絵本を出している林明子さんの児童書です。

 林明子さんの「こんとあき」という絵本が読めるのであれば、問題なくこちらも読めるかと思います。

 こんとあきのように主人公の女の子が少し頑張って背伸びをして、冒険をして、成長する物語です。

 小さいからだめ、と言われたキャンプにきてみて・・・。

 物語としても非常に楽しめます。

 女の子の成長に大人もすごく勇気づけられます。

【難易度★★】物語を楽しむ

スパゲッティがたべたいよう

 おばけのアッチが主人公のシリーズの1作目。

 字は大きく、絵も多く、読みやすいです。

 アッチは色々な歌をすぐに歌っていて、雰囲気もとても楽しげ。

 大人の読み聞かせでもいいと思いますが、子どもが一人で読めるようになった頃に読む本としても長さや文字の量などいいバランスの本です。

 一冊を通して一つのお話になっているので、アッチが失敗をしてしまってハラハラ、ドキドキすることのある読み物、物語らしい本として楽しめると思います。

がっこうのおばけずかん

 おばけずかんもシリーズの本です。

 こちらはアッチシリーズとは違って、5〜6話ほどの短編がまとまった本です。

 こちらの本も字が大きく、絵も多いです。

 また、短編なので、1話、1話が短く、少しずつでも分けて読むことができるところが利点。

 シリーズのどのおばけずかんを手に取るかによるのですが、がっこうのおばけずかんだとトイレの花子さんなどわりとベタなおばけが出てきたりするので、大人的にも「おっ」と思えます。

【難易度★★★】ワクワクする物語を

キャベたまたんてい ほねほねきょうりゅうのなぞ

 上の本に比べるとかなり文字量が増えます。

 絵は各ページに書かれていますが、文字の量がかなり増えているので、読み聞かせは結構疲れます。

 私もこのキャベたまたんていは読み聞かせをしていたのですが、結構大変でした。

 が、ここまで読み聞かせをし続けていたのなら、多分読み聞かせ、できます。だんだんと大人も長い本読むのを慣れてきますから・・・。

 この本は、主人公のキャベたまたんていが毎回不思議な事件に巻き込まれ、助手のトマトちゃんやだいこん警部とともに事件を解決していくお話です。

 必殺技は頭のキャベツを投げて攻撃すること。

 独特な世界観ですが、楽しい本です。

おしりたんてい おしりたんていのこい!?

 テレビアニメ化もされている、おしりたんていの児童書版です。

 おしりたんていは児童書版と絵本版があります。

 児童書版もアニメ化されているエピソードが多くあり、とっつきやすい内容になっていると思います。

 こちらは少し漫画風になっているページもあり、イメージしやすくなっています。

 ただ、初めて一人読みするのなら、漫画の読み方を少し教えてあげる必要があるかもしれません。

 絵本板と同様に謎解き要素もあり、読み進めていくのが楽しい一冊です。

【難易度★★★★】少し長めの物語へ挑戦

かいけつゾロリのドラゴンたいじ

 児童書の定番中の定番。かいけつゾロリ。

 アニメ化もしていますね。

 主人公ゾロリの冒険?を描いた物語シリーズです。

 こちらの本はやや分厚く、文字量も多いですが、その分絵も多いです。

 漫画のようになっているページも多々あり、どの1ページを開いても楽しさがぎゅっと凝縮されていて、どんどんページをめくりたくなる楽しさがあります。

 起承転結もはっきりしており、ゾロリがピンチになるハラハラドキドキする展開もあり、小学生低学年男女ともに好きな話だと思います。

エルマーとりゅう

 こちらも児童書の定番中の定番ですね。

 私も子供の頃に読みました。

 子どもにも読み聞かせをしようと思って読んでみたのですが、ここまで紹介した本と比べて格段にに読みにくいし、わかりにくいです。

 ゾロリなどは文字量も多いけれど、漫画的な要素があり、楽しいのですが、エルマーとりゅうは文体が固く、文字も多い上に絵も少ないです。

 絵で補ってくれるものが少ないので、文章を読んで(もしくは聞いて)、想像できないと難しいのですが、文章がやや難しく、想像することも難しさを感じるかもしれません。

 が、名作ではありますし、面白い本ではあると思うので、挑戦してみても良いと思います。

フラワーショップの亡霊(ナツカのおばけ事件簿)

 最近、小1のねーこちゃんがよく読んでいるシリーズです。

 文字量が大分多いです。ねーこちゃんも図書館でかりたけど、一回で読み切れてないことも多々あります。

 こちらの本は漫画的な要素もなく、絵は挿絵にとどまる程度で、いわゆる普通の本ですね。

 主人公のナツカは頭も良くて可愛い小学生。パパと一緒におばけ退治をしていくお話です。

 現在全部で18冊あるシリーズ本です。

 上で紹介したおばけずかんシリーズと同じ斉藤洋さんの本で、斉藤洋さんは小学校低学年向けの本をたくさん出していて色々読んでみるといいと思います。

 他にはペンギンシリーズやパティシエールみるかのシリーズなどがあります。

ルルとララのカップケーキ

 ルルとララのシリーズは、我が家では児童書を読みはじめた初期段階に読みはじめた本なのですが、実は結構読みにくい本なのでは?と思い、星4つに分類しました。

 絵が可愛い!!と言って、年長の時に読み聞かせをしていました。

 ルルとララがとにかく可愛いお菓子をたくさん作る、というお話。

 もう少し詳しく書くと、森で困りごとが起きて、ルルとララが可愛いお菓子を作って解決するというもの。

 少し教訓めいた話で大体最後は締められるのですが、いつも最後の方の教訓っぽいところをねーこちゃんは聞いてませんでしたw

 可愛いお菓子は美味しそうだし、子どもと一緒に作ってみるのは楽しいと思います。

【番外編】児童書以外の読み物

おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典

 こちらちょっと前に人気あった本ですね。

 例にもれず?ねーこちゃんもこの本、めっちゃ好きです。

 Eテレで5分アニメにもなっていて、そっちも好きです。

 一気に読もうと思ったら大変ですけど、パラパラと眺めておもしろいなーって言って少しずつ読むとおもしろいです。

 へー!と勉強になることも多いので、読み物嫌いな子でも楽しめるかと思います。

児童書選びは難しいけど、楽しい

 ここまで児童書をいくつか紹介してきました。

 絵本から児童書への移行の本選びは難しいと思います。

 というのも、本屋さんも図書館も年齢別に分けては置いていないのです。

 適当に児童書コーナーで選ぶと「あー、自分の子にはまだ難しいな」「文字数が多すぎるな」と思うことが多々あると思います。

 じゃあ、どれを選んだらいいの?ということが、本屋さんや図書館ではわからないので、何を選ぶかが難しく感じると思います。

 今回、難易度別という読みやすさ別に分けて紹介しました。

 初めて読むのなら、星1つか2つのものから読んでみてください。

 慣れてきたら3つ以上のものを読んでみるといいと思います。

 絵本も楽しくて大好きですが、児童書は児童書でまた物語の世界の幅を広げてくれると思うので、楽しく読んでいきたいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました