ヒューマンアカデミーのロボット教室に1年半通った感想

ねーこちゃんについて

 1年以上前、もうすぐ小学1年生(6歳、年長の冬)のねーこちゃんを前に、私は悩んでいました。

 ロボット教室の体験教室に行くかどうかを・・・。

 行ったら最後、おそらく子どもは「やりたい!」ということが分かりきっている。

 それでもなお行くべきか否か・・・。

 レゴ、パズル好きな長女、ねーこちゃん。

 (レゴとパズルについては、以前記事を書いているので興味があれば読んでみてください↓)

 ※関連記事

 ロボット教室・・・絶対好きだと思う・・・。

 だけど・・・

くまママ
くまママ

ロボット教室・・・興味はあるけど・・・

何やるかよくわかんないし、遊びみたいに思うし、習い事として意味があるのかな?

 と、悩んでいました。

 悩んでいる当時のねーこちゃんのスペック↓

ねーこちゃん
ねーこちゃん

6歳。年長さんの女の子。春から小学1年生。

レゴとパズル、お絵かき、おままごとが大好き。

最近、習い事のプールが嫌いなの。

 そんなねーこちゃんがロボット教室に通い始め、1年半続けていくことになるまでのお話です。

ロボット教室が気になり始める

きっかけ

 ロボット教室、もしくはプログラミング教室というものがあるのを気がついたきっかけは、ねーこちゃんがレゴにハマり、レゴについて調べる中でレゴ教室があるということを知りました。

 なので、最初はレゴ教室を調べていました。

くまママ
くまママ

レゴ教室、めっちゃ良さげだけど、めちゃくちゃ高いー!!!!

 そして、通うの遠い・・・。

 レゴの教室には正規のレゴスクールと塾などが運営するレゴクラスがあり、正直「よくわからん」という感想でした。

 レゴ教室は、ちょっと高すぎて無理だなと思って、その時はそれで終わった。

それでもブロックを使う習い事は気になる。

 レゴ教室は諦めたのですが、ホームページを見たときの感じが楽しそうでいいなとなかなか忘れられず。

 そこで他にもないかと調べてみました。

 プログラミングは、近年アツい分野のようでどんどん新しい教室が出てきている状態。

 小さい教室から全国にいくつも教室があるようなものまで・・・たくさん出ているようでした。

 一方で、プログラミングがメインではなく、ロボット作成に重きを置いているところはそれほど多くないように感じました。

(色々なロボット教室やプログラミング教室の比較については、他の方がたくさん比較検討のブログ書かれているので、そちらを見てもらったら分かりやすいと思います)

 私が考えていたのは、プログラミングメインでなくていい、ということ。

 習い事を考えていたのは、年長の冬前。小学校上がる前の段階。

 プログラミングを習わせたい訳ではなくて、ねーこちゃんの「レゴが好き」「パズルが好き」という気持ちをどこかに伸ばしてあげたいという気持ちがあって、習い事の候補として考えたこと。

 なので、ブロック作成がほぼなくて、プログラミングのみ、というところは私的にはなし。

 また、ブロック作成の時間が少なく、プログラミングがメインというのもなし。

 ・・・と考えるとレゴ教室が理想なんだよなぁー・・・。

 レゴ教室は小さいうちはレゴの作成メインで、小学生に上がっていくとプログラミングが入っていくというカリキュラムのようでした。

 しかし、高いし、通うの遠い。

 こうした条件で探していく中で出会ったのが、ヒューマンアカデミーのロボット教室でした。

ヒューマンアカデミーのロボット教室とは

 全国で1600以上教室があり、生徒数26,000人以上。

 国内シェアナンバー1のロボット教室。

 教室数が多いということで、我が家からも通いやすい範囲にありました。

 ロボット開発の第一人者の高橋智隆先生が監修したロボット教材をしています。

カリキュラム

 コースは全部で4コース。

プライマリーコース

 対象;幼児〜低学年

 ロボット制作数;12体

 テキスト;原寸大の写真。直感的なロボット作成が可能。

ベーシックコース

 対象;小学生

 ロボット制作数;24体

 テキスト;選択式、穴埋め式問題になっている。試行錯誤しながら作成を行う。

ミドルコース

 対象;小学生

 ロボット制作数;24体

 テキスト;少ない写真で観察をしながら作成を行う。簡単なプログラミングの作成を行う。

アドバンスコース

 対象;小学中学年〜

 ロボット制作数;24体

 テキスト;手順は写真ではなく図面。2ヶ月に1種類のロボットの作成を行う。ロボットの動きを論理的に考え、ビジュアルプログラミングでプログラミングを行う。

費用

入会金 11,000円

オリジナルロボットパーツセット 31,350円(全コースで使用)

毎月 10,890円

 うーーーん、高い!!!!他の習い事に比べたら初期費用が高い。

 しかし、これでも他のロボット教室と比べると最安値だったりします・・。

 また、ヒューマンアカデミーのロボットセットは最後まで同じロボットを使いますが、他の教室だと毎年2〜4万円程度の追加購入が発生することも・・・。

 ヒューマンアカデミーの場合もミドルコースからプログラミングが始まるので、そのタブレットの購入などが追加でかかりますが、基本的には同じブロックでいきます。

 体験会に参加すると入会金が無料になったので、私は入会金なしで入ることができました。

ねらい

 ロボット教室では、「創造力」、「プログラミング力」、「集中力」、「観察力」、「空間認識力」、「論理的思考力」の6つを育むとしています。

 楽しみながら学ぶなかで、これらの力をつけていくことができるようです。

使うブロック

 実際に使用しているブロックはこんな感じです。

 これをずっと使用していきます。

 パーツをなくした場合は、1パーツから追加購入可能のようです。

ヒューマンアカデミーのロボット教室を決めた理由

 ロボット教室やプログラミング教室は数ある中でヒューマンアカデミーのロボット教室を決めた理由はいくつかあります。

 そもそも通うかどうかすっごい迷っていたこともあって、半年ぐらい悩んでましたw

通いやすさ

 結局はこれです。

 ヒューマンアカデミーのロボット教室は月2回、90分の授業なので、毎週習い事の送迎をしなければならない訳ではないのですが、やはり通いやすさは重要。

 まだ年長さんで一人ではいけないと思うので、親が連れていく、下の妹のちゃーちゃんも連れて送迎できるところでなければ無理なので、家から近いところにあったことは魅力の一つでした。

低年齢のうちはロボット作成に専念できること

 ただ、月2回ぐらいなら頑張れば少し遠くても通うことができるなって思える範囲です。

 少し電車やバスを乗れば他の教室にも通うことができますし、自転車で通うことのできる範囲にも他のプログラミング教室はありました。

 ただ、「プログラミング教室」は多くあっても、ロボット教室、もしくはブロック教室のようなものはそれほど多くありません。

 プログラミングは、確かに論理的思考力も養うだろうし、自分が作ったロボットに命令して動かしてと楽しいだろうなと思うのですが、私は今、ねーこちゃんが好きなレゴとかものつくり的なものを応援したいなと思っているので、プログラミング教室は少し違うなと思っていました。

 むしろ低年齢のうちに電池を入れたら動くだけのロボットの仕組みを把握しておくことの方が物を作っていく中では参考になるような気がして、低年齢のうちはプログラミングを行わないヒューマンアカデミーを選びました。

値段

 あとは値段です。

 正直、ヒューマンアカデミーのロボット教室も大概高いなと思っています。ここが通うのに悩んだ最大の点でした。

 ただ、調べるとおそらくここが最安値に近い値段であること。

 ロボットを作るためのブロックは一度購入すると最後まで使うことができて、毎年追加で教材を買わなくてもいいことが選んだ決め手となりました。

体験会に参加してみた

 半年ぐらいウジウジと悩んだ結果、参加することに。

 レゴもLaQも好きだから、絶対こういうの好きだと思う・・・!自分で作ったものが動くなんて面白いやないかい!

 ということで、こんだけ悩むなら行ってみるか・・・と行ってみました。

 個人的に体験会に参加した教室が、わりとオープンな感じでやっていたので、それも参加しやすさの一つとなりました。

 体験会の時に作ったロボットはこんな感じ。

 スイッチを入れると足がぐるぐると回るように動いて前に進むというもの。

 体験会には4人ほど来ていて(コロナ禍なので人数を絞っていたかも?予約制でした)、子どもが先生らとロボットを作っていて、少し離れたところで親は説明を聞く、という形でした。

 子どもは子どもで私と離れても真剣に作っていて、時々近くの先生に聞いたりしていました。

 少人数だったので、気になることとかを質問しながら説明を聞くことができました。

 ねーこちゃんが作ったロボットも最初、動かなかったけれど、無事に動き、帰宅。

 帰り道の自転車で、

ねーこちゃん
ねーこちゃん

めっちゃ楽しかったー!!またやりたい!!!

 と言っていて、

 (まぁそうなるよなー・・・)

 と思いつつ、そのまま始めることとなりました。 

1年半通ってみて感想

 最初は、プライマリーコースから始まって、1年経過したので、現在はベーシックコースになっています。

 教室内はプライマリーコースの子もベーシックコースの子もみんな一緒にいる状態で最初は少し驚きました。

 別々でわかれていると思ったので。

 年長さんは教室内では最年少の部類でした。同じ歳ぐらいかな、と思う子は何人かいました。

 また、男女比は圧倒的に男子が多く、女子は通い出した時はねーこちゃん含めて2〜3人でした。

なんだかわからないけど、楽しそう

 このロボット教室を始める直前、プールを習っていたのですが、そちらは毎週嫌がっていくのが大変でした。

 なんとか行っても更衣室でぐずったり・・・と本当に毎週私もねーこちゃんもぐったり。(このあとプールはやめました)

 ロボット教室はそんなこともなく、楽しく行って、楽しく帰ってくる。

 当たり前のことだと思うのですけど、素晴らしい・・・! 

 ただ、私がブロックとか作るのそんなに得意じゃないという・・・こともあり、できて持って帰ってきたものを一緒に見て、ウォー動く!!と言って喜んでいるというw

 ブロック作りよくわからなくて、質問に答えられなくて困るという場面も・・・。

ねーこちゃん
ねーこちゃん

おかーさん、ここのギアが変なんだけど、どうしたらいい?

 え・・・????

 ギ、ギア・・・・?・・・ってなんだっけ????

 ギアが変?

 私、これまで生きてて、ギアが変っていう言葉を使ってことないなぁ・・・(遠い目)

 このあと、速やかに夫を呼び、夫に見てもらいました。

 最初のころは、時間内に終わらなくて家で作ったり、迎えに行ったらまだやりたいと粘っていたりしたのですが、最近は大体時間より早く終わっている様子。

 さらに、近くに座っている子と遊んでいたり、お手伝いをしたりしているようです。

集中力・図面を見ての理解力(空間把握力)アップ

 母子分離なので、作っているところをずっと見ているわけではないですが、90分という長い時間、集中してロボット作成を行なっているようです。

 通い始めた頃は、年長さんで、学校へ行く前だったこともあり、90分もできるかな?と思ったのですが、最初のころは特に先生がそばについてくれていたようで、楽しく作って動かしていました。

 もともとパズルやレゴなどの遊びを通して、何かを作っている時は集中していて、その時間は長い方ではあったと思うのですが、興味がないとやっぱりダメなので、興味がある、楽しいこととして90分の時間を過ごせています。

 基本的には、テキストを見て自分で作っていってわからないところがあると先生に聞くという方式なので、自分で考えて、テキストを見て、理解し、どんどん作っていきます。

 図面を見てどういう形になるか、という創造力、3次元の構造の理解や歯車を伝わってどのように動いていくのかの構造の理解などへ繋がっていると思います。

 今後、算数などで必要となる図形問題に必要となる空間認識力や理解で必要となる歯車の力など、ドリルでは学ぶことのできない、感覚として理解していくことができます。

 家では下の子のちゃーちゃんもいて、なかなか集中してブロックを作る、さらに動くロボットを作るということは我が家の遊びの中では用意してあげることはできないので、習っているからできることだなと思っています。

 それを継続することで得られる力もあるのではないかと考えています。

 また、体験会の時に聞いたのですが、テキストもわざと間違えやすいように書かれてあったり、あえて書かずにいたりするところがあるそうです。

 そうした書かれていないところや間違えやすいところもロボットの動きを想像し、作っていくことで力がついていくのでしょう。

最近は他の子とおしゃべりしている姿も・・・

 最初のころは、年上のお兄さんたちばっかりという感じだったこともあって、もくもくと作って、先生に聞いて、帰る、という形だったのですが、最近は迎えにいくと他の子と喋っていたり、まだできていない小さい子のお手伝いをしたりしていました。

 学校の校区外の教室に通っていることもあり、元々の知り合いはゼロ。

 学校の外のつながりのようなものができているのなら、それはすごくいいなと感じています。

デメリットはブロックが固すぎること

 デメリットを挙げるとすれば、オリジナルブロックが固すぎて壊すのが壊せないこと。

 2年生になってようやく自分で8割ぐらい壊せるようになりましたが、大人でも固すぎて手痛くなって壊せないレベル。

 専用のブロック外しもあるのですが、そんなにスムーズに外れません。 

 それだけがちょっと不満です。毎回壊すの大変。

こども曰く、習い事の中で一番好き

 今、通っている習い事は、ピアノ、体操、ロボット教室の3つ。(プラス進研ゼミ)

 その中で一番好き!と言って、2週間に1回楽しく通っています。

 何が楽しいの?と聞いたところ、「そもそも何か作るのが好きだし、作ったものが動くのが面白い!」とのこと。

 そりゃ面白いよなー。お母さんもそう思うよ。

 遊びの延長線上にあるように感じるロボット教室。

 わざわざお金出して習わせるの?遊びじゃないの?という意見もあると思うし、その意見ももっともだなと思います。

 私としては、子どもがやりたいということで、家で体験を提供することができないことで、楽しくできることなら、遊びの延長でいいんじゃないかなぁと思っています。

 そこで何を得るかはその子次第でしょう。

 ロボット教室に通い始めてちょうど1年半。

 気に入って通っているので、今後も通っていく予定です。

 今後、機会があれば、時々、どんなロボットを作ったとか、子どもがどんな様子かだったなどをこのブログでも紹介できたらいいなと思います。

 値段も結構高いので、誰にでも勧めることができるわけではないですが、とっても楽しく通えるので迷っているのなら一度体験してみてもいいのではないかと思います。

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