幼児期に習い事は必要か。非認知的スキルを高めるための習いごととは

ねーこちゃんについて

 4歳ぐらいになった頃から我が家の永遠?のテーマ。

 習い事。

 もともと私は小さいうちから習いごとはしなくていいんじゃない?と思っていて、ひらがななどの練習も本人が就学前にやりたがればやればいいし、そうじゃなければ学校でいいんじゃない?と思っていました。

幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿

 2018年に改正された幼児教育に関するいくつかの法律の中に、「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」が示されました。

幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿とは

  • 健康な心と体 
  • 自立心 
  • 協同性 
  • 道徳性・規範意識の芽生え 
  • 社会生活との関わり 
  • 思考力の芽生え 
  • 自然との関わり・生命尊重 
  • 数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚 
  • 言葉による伝え合い 
  • 豊かな感性と表現

これはどういうことかというと、変化していく社会へ対応するために、認知的スキル(いわゆる、お勉強的スキル)ではなく、非認知的スキル(人と関わる力や問題解決力、生きる力)を伸ばしていくべきだとされたのです。

 すくすく子育てのページ(https://www.nhk.or.jp/sukusuku/p2018/767.html)を確認すると、この10の姿を3つに分類していました。

 <体を使う力>、<考える力(頭を使う力)>、<人と関わる力>

 この3つが幼児期に必要な力であると。

 そういうこともあって、私は幼児期に習い事は必要ないのじゃないかなと思っていました。

 非認知的スキルを獲得するためには、習い事ではなく、外遊びや何かを作る、など試行錯誤の体験が必要なのではないかと思っていました。

 今でもそういう思いはあります。

 けれど、小1のねーこちゃんは、すでに学童期となっていますが、現在、3つの習い事(ピアノ、体操、ロボット教室)と進研ゼミ「チャレンジ」をやっています。

非認知能的スキルを高める習いごと

<体を使う力>

 運動系の習い事では、「体を使う力」がやはり一番伸びていくでしょうか。

 「体を使う力」を上の10の姿でも示されています。

 遊びを通してでもできる、とされていますが、コロナ禍の中、自由に遊ぶことも難しく、プールや体操、サッカーなどの習い事を通して、体の使い方が上手くなっているように感じています。

 ねーこちゃんは4歳から2年間、プール。そのあと、体操教室へ半年(継続中)行きました。

 プールは正直、ねーこちゃんが嫌がりすぎて体の使い方が上手になったというのはよくわからないのですが、体操はできなかったことができるようになり、体の使い方も上手になってきているような気がします。

 自然や他の命への尊重を運動系習い事で感じることは難しいですが、ボーイスカウトなどの活動に参加することがあれば、そうしたものに触れることができるかもしれません。

<考える(頭を使う力)>

 数や文字にまずは興味を持つことが大切とされています。

 我が家の場合はチャレンジがまさに文字や数字への興味を開いてくれました。

 チャレンジを始めたのは年中ごろだったのですが、ねーこちゃんは文字への興味はかなりあったのですが、うまく書けないから嫌!!嫌い!となっていました。

 市販のワークは、ひたすら同じ文字を書いて練習するようなもので、楽しくない。

 文字を書きたいという思いはあるけど、うまくいかない、嫌だという思いを繰り返していた頃にチャレンジを始めました。

 ちょうどチャレンジも文字を書く練習だったのですが、豊富なエデュトイ!

 透明なアクリル板のおもちゃに文字や絵の冊子を下に置いて、それをなぞって文字を書くというものがあり、ねーこちゃんに大ヒット!

 毎日のように冊子に載っている絵を描き、文字を書いてるうちにあっという間にひらがなが書けるようになりました。あんなに興味があるけど、できないと毎日葛藤していたのが嘘のよう・・・。

 興味はあるけどうまくできないから・・・とその興味をなくしかけてた時に、うまく興味を引き戻し、さらに先へと繋げてくれたチャレンジには感謝です。

<人と関わる力>

 サッカーなどの団体戦の習い事はもちろん、そのほかの習い事でも人と関わる力はつくでしょう。

 その場でのルールや規範の社会性、自分のことを相手に伝えるために必要な言葉で伝えることが必要です。

 先生の指示を理解する力、一緒に習っている子たちとのコミュニケーション力。

 毎日通っている保育園や幼稚園とは違う空間で、試行錯誤することは力となるでしょう。

 とはいえ、大前提としては、子どもがやりたいと思っていることです。

 嫌だと思っていることはなかなか続かないので、子どもが好きだと感じていることを伸ばす方向で習い事を選ぶのがよいのかなぁと思います。

我が家の場合

 2歳のちゃーちゃんはまだ習いごとはしていません。

 チャレンジのような家庭教育もしていません。

 ねーこちゃんは現在、

ねーこちゃんの習い事

  • 体操教室(年長冬から)
  • ピアノ(年長春から)
  • ロボット教室(年長冬から)
  • 進研ゼミ「チャレンジ」(年中秋から)

です。

 すでにやめてしまっているのが、プール(年少冬から年長冬まで)と進研ゼミの英語教材(これは年長で終了になる教材だった)。

体操教室

 体操教室は、もともと時々体操やりたいと言っていたこともあり、プールを辞める時に体を動かす習い事を何かやってみようということでやることに。(通えるかはわからないけど、候補は色々出して考えた)

 あと、ねーこちゃんは今もですが、なわとびが苦手。

 保育園の時に他の子たちは縄跳びで遊んでいても、すみっこの方でずっと見てるねーこちゃん。

 やってみたい気持ちはあるけど、できないからやりたくない。

 そういう気持ちのようです。

 そういうのが縄跳びだけでなく、他にもいくつかあって。鉄棒なども最初そういう部類でした。

 縄跳びは今も苦手ですが、鉄棒は体操教室の中でやるようになって、逆上がりができるようになり、少し自信がついたようです。

ピアノ

 ピアノは保育園でピアノ教室をやっていたのでなんとなく初めて現在も継続中。

 ピアノは好きらしい。

ロボット教室

 ロボット教室は初めて半年ぐらい。プログラミング教室ではなく、ロボット教室。

 学年が進めばプログラミングもするらしいが、今のところはブロックを組み立てて、スイッチを入れたら動くロボットを作るということをしている。

 レゴやLaQが好きで、自分で考えて作るより設計図通りに作るのが好きそうなねーこちゃん。

 好きなことをよりレベルアップ?と思って、ロボット教室の見学に行ったら、やはりヒット。

 やりたい!となったので、やることに。

 設計図を見ながら作るのですが、できない!!となり、泣いちゃうこともあるのですが、今のところ、好きでやっています。

チャレンジ

 最後にチャレンジ。

 チャレンジも好きのよう。小学生になって、チャレンジパッドで毎日勉強している。

 紙冊子の応用っぽいやつをやるかちょっと迷っている。実験道具みたいなのがついているのを見てやりたがってるんだけど・・・うーん。そこまでできるかなぁと。

 赤ペン先生までは届いて2〜3日でやり切ってるんだけど、そのあとの応用問題までだと2週間以上かけてやっている。毎日やってる月もあれば、ほぼ放置の月もある。ムラがある。

 難しいところである・・・。

 習いごとも詰め込みではなく、非認知能力、生きる力みたいなのが育まれるようなものを選びたいと思っているけど、正直、選べてるかわからないです。

 だけど、本人が楽しく好きなことをできていれば、とりあえずはいいのかなぁ。

 プールは本当に嫌がって嫌がって、それでも行っていたんだけど、なかなか上に上がれず、親も子も大変でした。

 今の習いごとは今のところ機嫌よく行っている。

 また、個々の詳しい話はまたそのうちするかも?しれないです。

 習い事より今しかできない大切なことがあるんじゃないの?という思いと、学校が始まるまでにある程度の運動やプール、授業がついていけるようにひらがなも書けた方がいいんじゃないの?という思いが葛藤します。

 常に葛藤しています。

 この時期だからこその遊びと習いごとが両立できるように家で何かできたらいいなぁと思います。

 が、平日は私の仕事もあり、バタバタと怒涛の勢いで過ぎていくので、なかなか難しいですね・・・。

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