3歳から親子で始めるボードゲーム

ボードゲーム

 私はこれまでボードゲームやアナログゲームというとオセロや囲碁将棋、トランプ、ウノ、人生ゲームぐらいしか知りませんでした。

 ましてやそれを3歳に満たない子どもとやる、という発想はまったくありませんでした。

 はじめてボードゲームというものを知ったのは、「親子ボードゲームで楽しく学ぶ。」というブログでした。

 2歳から遊べるゲームがあるということに目から鱗でした。

くまママ
くまママ

ウノでも人生ゲームでもないゲーム。はじめて知った・・・。すごい。

カラフルなパッケージに、かわいいフィギュア。

面白そう。こんな子どもと遊べるおもちゃがあるんだ!!

 と衝撃的でした。

 パッケージデザインの日本じゃない感。簡単なルールで子どもと遊べるゲーム。

 ゲームと言ったらまずテレビゲームを思い浮かべてしまう私。

 こんな世界があるんだ、と驚きでいっぱいでした。

私と娘のボードゲームの原点

 ボードゲームというものを知り、私もボードゲームを娘とやってみたくなりました。

 だけど、上記ブログで紹介されていた「果樹園」というゲームは、5,000円前後。

 ボードゲーム初心者。はじめてのボードゲームとして、手を出すにはやや値段的に躊躇してしまいました。

 でも、諦めきれずに・・・自作。

 フリーハンドで5分で作った自作果樹園。

 ルールはほぼ果樹園のルールをそのまま使わせてもらいました。

 そして、まさかのサイコロまで適当に自作してしまったので、若干出目に偏りがあるものができてしまった。

 だけど、こんなフリーハンドの自作果樹園もどきなのに、めっちゃ遊ぶんですよね。

 驚くほど何度も遊びました。

 すぐ飽きるかなと思ったのに、2年近く保管して、遊んでいました。

 こんなに遊ぶなら、本家果樹園買ってもよかったなと思うんですけど、そうじゃなくて。

 私が作った、こんなサイコロが歪んでいるような手作りゲームでもルールが成立して、子どもは楽しく遊んでくれて。

 負けたら泣いて。

 私もすごく楽しくて、ねーこちゃんと何度も何度もやりました。

 それが私のボードゲームの始まり。原点。

 それがとてもキラキラとしたものだったので、その後、ボードゲームをいくつもやり始めるようになりました。

ボ育て、という言葉との出会い

 ボードゲームは面白いぞ、と感じた私。

 インターネットで子どもの年齢でもできそうなボードゲームを探しました。

 いくつも出てくるボードゲーム。

 果樹園だけでなく、虹色のヘビというヘビをつなげるゲーム、雲の上のユニコーンというすごろく風のゲーム、進めこぶたくん、というボードゲーム。

 3歳ぐらいの子でも遊べるボードゲームの多さに驚きでした。

 その中で「ボ育て」という言葉に出会いました。

 ボードゲーム×子育て。

 もともと、ボードゲームと子育てを紹介された同人誌のタイトルらしく、現在この本は売っていません。

 けれど、今でもtwitterなどでは「ボ育て」のタグは日々投稿され、さまざまな人が子どもとボードゲームをする様子が見られます。

 ボードゲームを全く知らなかった私は、ボ育て、で検索をして、我が家でもできそうなボードゲームを探していました。

ボードゲームをすることでなにがよいのか

 単純に楽しい。

 でも、それだけでない効果もあると思われます。

 ボードゲームをすると賢くなりそう?知育にもいいんじゃない?って、私は少し思っていました。

 実際に賢くなってるかはわかりませんが、さまざまな効果はあると思います。

考える力がつく

 例えば、スティッキーというゲームは簡単な棒をとるだけのゲームなのですが、どの棒をとれば大丈夫なのか、逆に危なさそうなのはどれなのか、現状を観察し、考える力が必要となります。

 最初は適当に取っていたとしても、それではダメだと気づくでしょう。

 サイコロ系のゲームや対象年齢の高いゲームはさらに複雑な思考力が必要となってくると思います。

ルールの理解と周囲への理解

 ルールがあるのはゲームだけではありません。

 日常生活でもルールは多数に存在します。3歳ごろになってくるとだんだんルールがわかってきます。

 2歳の頃のように自分がやりたいからとサイコロを延々とふったりせず、自分の番と相手の番がわかるようになってきます。

 ゲームを通して、さまざまルールがあることを理解し、ルールの中で遊ぶ、生活をするという一つの訓練になるのではないでしょうか。

 また、ルールを分析し、ルールの中でいかにして勝てるか、またこれをこうするとどうなるのかと先を読む推理力もつくと思われます。

負けたら悔しい、勝つと嬉しい

 当たり前の感覚かもしれないですが、意外と負けて悔しいという感覚は日常生活では体験できないんじゃないかなと思います。

 年齢が小さいほど、負けると悔しくて、いやで、ゲームをしたくない!と思ったり、泣いてしまったり、ゲームを投げたり、そういうことがあるかもしれません。

 けれど、そうした感情を繰り返しながら、感情のコントロールや勝つためにはどうすればいいのか、考えていく力が育っていくと思います。

親子のコミュニケーション。子どもは感情を受け止めてくれる人がいるということ。

 ゲームをしている間は親は子どもと向き合います。

 スマホ見ながら、とか、何かをしながらゲームをすることは難しいので、ゲームを通して、子と向き合い、話をし、コミュニケーションの促進になると思います。

 また、悔しい!と爆発した感情を大人が受け止めることで、感情を出しても大丈夫な安心な居場所であるということを感じるのではないでしょうか。

私(親)が楽しい。

 私のボードゲームをはじめた最大の理由がこれです。

 私は延々と繰り返されるおままごとがどうも苦手で、苦痛なのです。

 終わりなく、配役、台詞も決められ、繰り返されるおままごとが私はしんどくてたまらなかった。

 そういう状態でするおままごとは、やっぱり「おままごとに付き合ってあげている」という感覚で、私は全く楽しくなかった。

 一方、ゲームは一応ルールに則ってやります。ハンデを付けたとしても、一応対等な関係でゲームをします。

 子と対等な関係で遊べるゲームは私にとってはとても楽しく、魅力的で、何回でも遊べるものでした。

我が家のボードーゲーム

 また、一つ一つの紹介は後日書くと思いますが、我が家のボードゲームのベストはこれ。

3歳から

左 スティッキー、右 ネコとねずみの大レース

 左のスティッキーはカラフルな棒を倒さずにとるゲーム。

 今2歳のちゃーちゃんがめっちゃ好きです。

 ちゃーちゃんは、赤色の棒だけひたすらとっていき、倒れたら「もう一回!」と独自ルールで遊んでいます。

 右のネコとネズミの大レースはスティッキーよりは大分ルールがしっかりしています。

 自分のネズミをサイコロを振って動かし、猫に捕まる前により多くのチーズをゲットするというゲーム。

 すごろくより単純なルールですが、複数匹いる自分のネズミをいかに動かすかがキーとなります。

※関連記事 「ねことねずみの大レース」の記事

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5〜6歳から

 カルカソンヌです。

 ねーこちゃんが6歳になる少し前にめちゃくちゃハマって、毎晩1プレイしていました。

 子どもとやるということで、ややルールを改変していました。

 カルカソンヌとは、順番に山札からカードを引いて、街や道などを作っていくゲームです。

 より大きい街を作ると点数が高く、最終的により多くの点数を取った人が勝ち。

 プレイ時間は20〜30分。

 これが面白い。夫と3人でプレイするときは大人同士がそれぞれに意地悪をしまくって、意地悪されていないねーこちゃんがしれっと勝つ、といった風でした。

 2〜3ヶ月毎晩プレイしていたのですが、最後の方はねーこちゃんにハンデを付けなくても勝っていました。

結局は大人も子どもも夢中になれる

 色々書きましたが、結局は面白い。これにつきます。

 しかも、ボードゲームの数はめちゃくちゃたくさんあり、国内外問わず、今もたくさんのゲームが世に出ているわけです。

 オンラインゲームやスマホのゲーム、テレビゲーム。

 ゲームと呼ばれるものはたくさんありますが、実際対面でやるゲームだからこそ、低年齢の子どももできます。

 たくさんのゲームがあるので、好みに合ったものを探してみると面白いともいます。

 家族みんなでワイワイ、キャーキャー言いながら、ボードゲームをする。

 めちゃくちゃ最高だと思います。

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